Thursday, October 30, 2008

もう1つの講習会

10月20~25日の週は、私にとって講習会ウィーク!

というのも、既に書いたようにまずは自分のコンポスト作り講習会。その翌日からは、同僚がアフリカの特に村落でかなり普及してきている改良かまど作り指導員育成講習会(20-25日)を開いていたので、それに参加しました。

「改良かまど」。

私のブログを初期から見てくれている方はもうご存知ですよね?

そう、真冬の駒ヶ根で、手足の指凍らせながら作っていたあれです。でも今回はブロックで囲うのではなく、3つの石を置いただけの伝統的かまどを改良した(土で周りを囲った)かまどです。

彼女はこの道のプロ。ブルキナ中から講習会要請のお声がかかるほど。だから短時間でちゃっちゃっとキレイなかまどを一つこしらえました。

それを見て、「なんだ、結構簡単なんじゃん!」

と思ったのが間違い。実際に自分で作ってみると、彼女のとはどこか違う…。

やっぱり実際に自分でやってみるって大事ですね笑

他の女性たちは月曜から木曜まで毎日1個ずつ合計4個作って毎日精度を上げていきました。私は火曜から3個作る予定でしたが、木曜は体調不良により断念。

それでも2回作って、多少はこつがつかめました。

同僚のお墨付き☆

写真見て、皆さん思ったでしょう。なんでひざ曲げないの?

それがアフリカの女性なのです。
ヤンキー座りで作業をずっとしている方がしんどい。特にかまど全体を見回して均等にしなきゃいけないしね!

最終日金曜日は、いろんなタイプの「かまど」を使って、薪の消費量の違いを調査。実際に自分たちが作ったかまどを使えればよかったのですが、十分乾燥しておらず、他ので代用。

ブルキナ日常食、リグラ(トマトベースの野菜スープに直接生の米を入れて炊く)を作って実験しました。好みで揚げた魚や一緒に煮込んだ肉も添える。

私も女性たち(料理のプロ)に混じって、初めてブルキナスタイルでのリグラ作りに挑戦!

私が使ったのは、私たちが1週間作り続けたのと同じ形のかまど。

まずは薪を割るところから。鎌がうまく枝に当たらず、皆に笑われ、交替させられる。

女性たちは皆もちろんお母さん。だから私のおぼつかない手つきに見ていられなかったみたい。火をつけるのも、野菜を切るのも、魚の揚げ加減も、味付けも、火の調節加減も、全て指導入り。挙句の果てには、米まで洗ってくれそうになり、「私の国では米が主食!(だから米くらい洗える!)」とつい言ってしまいました笑

まぁ手の上で野菜を切るこちらの方法に慣れておらず、指を多少切ったりして、確かにおぼつかなかったんですけど…

ともあれ、できあがったリグラはおいしかったぁ~☆

え?実験の結果?

今度調べときまぁ~す笑

Wednesday, October 29, 2008

コンポスト講習会

10月20日(月)、念願だったコンポスト作り講習会を開催しました。

対象はYANTAのメンバー10名。(彼女たちは、希望参加ではなくUnionの各団体の中から選ばれた人たち:本当は自主的参加がよかったのですが…)

初めて、一人で誰かに何かを提案、教えるというような会を開いたので、ちゃんとできるか不安で…。

まず、準備として18日に一度顔合わせのような感じで会合を開きました。
来たのは5名…。

その上、多少覚悟はしていたものの、5名中、フランス語を話せる方は0名…。幸運にも対象外の1メンバーが一緒に来てくれたのでジュラ語で通訳してもらえました。

まぁそこまで重要な内容でもなかったし、どんな人が来るのか知りたかったのと、下準備だけだったので、まぁいいか!

講習会当日開始8時!

来ているのは土曜と同じメンバー5名…。(ちゃんと女性たちに1時間前の「7時」集合をお願いするよう言っていたのですが)

色々話をしていると、実は対象者の中には、自分がこの講習会の対象になっていることを知らない人もいるとか…。

参加者選びを女性たちに全部任せた私の責任ですね…はい。

結局2時間遅れの10時開始。(10名揃って)

女性たちは町のゴミ問題に関するディスカッションにも積極的に発言してくれたし、私の説明も真剣に聞いてくれました。


ただ、何度もやり直して作ったコンポスト作りのレジュメはフランス語。準備会合と同様フランス語を話せる方は10名中ゼロに等しく、ジュラ語の必要性をひしひしと感じました。

その分、写真や図、手書きの絵を使って、視覚に訴えました笑


また、コンポストのベースとなる発酵床作りにも自ら動いてくれたので思っていたよりはスムーズに進みました。


しかし、この講習会、本番はこれから。翌日から各家庭で、毎回食事の準備や庭掃除で出るゴミを写真の袋に入れて、コンポスト作り開始。1週間後、1ヵ月後、2ヵ月後に会合を開き、発酵の進み具合や、不便・不都合な点など情報共有を行っていく予定です。


上手くいくかなぁ…。「ごみ分別」と言う観念をまだ持ってない彼女たちにとって、これは難しいのかぁ…

不安はつきませんが、まずはやってみないとね。

今後の経過を乞うご期待!(かなぁ…) 

Saturday, October 25, 2008

お見逃しなく!

10月31日~11月9日まで、ブルキナファソ首都ワガドゥグにて

SIAO (Salon International de l'Artisanat de Ouagadougou)

訳すと「ワガドゥグ手工業国際展示会」なるものが開催されます。これは2年に1回のみの開催なので、私にとっては協力隊時代に行ける最初で最後のチャンスです。

アフリカンアートが一挙に集結し、芸術品の展示販売が行われます。

「面白そうだけど、日本からは行けないし…」とか思っているあなた!

実は11月2日日本時間夜6時~放送のNHK「海外ネットワーク」という番組で、ブルキナ時間2日午前9時から、このSIAO会場の様子が「生!」中継されるそうです!

生のブルキナ、このイベントの様子をぜひご覧あれ!

そして、この放送の中で、「環境」をテーマとし、以前の私のブログで紹介した、プラスチックの使用済み袋を回収して小物やバッグを作っている団体GAFREHもクローズアップされています。

私のブログでは紹介できなかった部分も見ることができると思います。

お見逃しなく☆

SIAOホームページ:http://www.siao.bf/ (英語かフランス語ですが…)

取材風景

日本語ペラペラ(在日暦10年以上)の記者Jean-Baptiste NIARD氏とカメラマンPierre氏