Saturday, December 31, 2011

旅行その③:モロッコ

帰国から16時間後の翌日(16日)午後に、ヨーロッパ、アジア(日本)と来た旅行シリーズ最後は、アフリカ大陸、モロッコへ!

今回は、観光地の一つ、マラケシュへ4泊。

目的は、私の旅行三昧の疲れと、ベンの仕事&勉強三昧の疲れを癒す事。

だから、のんびり、観光をしつつも、ホテルでゆっくり映画を見たり、

低温サウナみたいな、Hammam(ハンマーム)、垢擦りとマッサージも体験。

この1年、いや27年間の汚れを思いっきりこすり落としてもらいました(笑)

マラケシュはとても現代的で、観光客(特にイギリス人とフランス人)が多く、

雰囲気はヨーロッパとブルキナファソの間くらい。

町中は、ブルキナの首都と同じ匂いがしました(おそらく、車とバイクの排煙のせい)。

砂漠に近い、暑い国というイメージがあったけれど、

12月とあって、昼間は25−28度くらい、でも夜間は10度以下に。

カラッとしていて、イギリスの夏のような陽気でした。

町中には多くの庭園があって、(写真はJardin Majorelle
歩道沿いの木はほとんど、オリーブかオレンジの木。
たくさんなっている実、誰が取っているんだろう、

あるいは、取っていいのだろうか、

取ると罰せられるのか、

答えは知りません。

たくさんスーク(市場)の中を迷いながら歩き回り、
有名な広場で屋台料理(クスクスと焼き鳥ならぬ羊肉をオーダー)を楽しみ、
Riad (リアッド)と呼ばれるモロッコ伝統の家の屋上にあるカフェや食堂で本場のタジン
景色を楽しみ、
昔の王様の豪邸や墓地を見学、
多くの立派なモスクに圧倒され、
世界遺産のクトゥビーヤ・モスク
二人ともすっかりリフレッシュしました。
20日に帰国し、22日にはベンの実家リンカン(Lincoln)でベンの妹の結婚式へ参加。
 23日にブライトンへ戻り、クリスマスは二人でのんびり、
 ウッド家伝統のクリスマス料理を作り、
食べて、映画を見て過ごしました。

今年一年も、とっても忙しく、移動も多い一年でした(ノーリッチ→ロンドン→ブライトン+旅行:イタリア、日本、モロッコ)。

でも健康で、新しい家族もできました。

来年も、移動の多い一年になりそうです。

でも今後を左右する大事な年になりそうなので、しっかり考え、決断していこうと思います。

みなさんの一年はどんなものでしたか?

来年が今年のように、そしてそれ以上に、健康で、笑顔の多い、充実したものになることを心から願っています。

来年もよろしくお願いいたします!

旅行その②:母国

楽しく、おいしいイタリア旅行の30時間後、

すでに私は、次の渡航先である日本への飛行機へ乗るために、ブライトンの自宅からロンドン、ヒースロー空港へ向かうバスの中にいました。

空港には予定より早く到着。

でも予定の飛行機は濃霧の影響で出発が2時間近く延滞。

結果、アムステルダムでの2時間の乗り換え待ちの予定がゼロに・・・

乗り換えの飛行機へは、空港内を猛スピードで走ってセーフ!

5分到着が遅かったら、乗り過ごしていたでしょう・・・。

何がともあれ、関西空港へ到着。

しかし、恐れていた通り、私の荷物は、自由に走って次の飛行機へ乗り込む事はできなかったようで、

1年半振りの日本到着はパソコンのみ・・・。(正確には1年振りですが、その時は東北へ1週間緊急滞在したのみだったので)

イギリスで(選択肢なく)学んだ、「だめもとで、まずは交渉してみる」という姿勢を思い出し、荷物が最初の滞在地、山形へ着く迄の補償の可能性を担当者へ質問。

最初は「申し訳ありませんが・・・」と否定されたものの、その方は親切にも上司へ交渉(確認)へ行ってくれて、私が「現在日本在住ではない」、という理由のもとに、5000円をいただきました!

海外旅行保険には入っているものの、言ってみるものです!

幸運にも、いつもは手荷物に入れていない洗顔セットや必要必需品最低限は持っていたので、なんとかなりました。

その日は、今回の日本滞在中、唯一、大阪にいられる日。(その夜夜行の列車で山形へ向かう予定だったため)

そのため、昼ご飯は、イギリスの大学で同じ学科にいた友人と。

お茶は、大阪の大学時代お世話になったフランス人の先生と。

夜はその大学時代の友人たちと夕食。

もしアムステルダムで飛行機に乗り遅れていたら、おそらく翌日の同じ便に乗せられていたので、この予定も全てパー。

その上、父親と落ち合って乗る予定だった夜行列車にも乗れなかったでしょう。

だから、本当に走ってよかった!

そんな訳で、予定を全てこなし、各々と楽しい時間を過ごし、

父親と1年振りに再会し山形へ。

ほとんど2日間寝ていなかったので、列車の中では爆睡。

東北で祖母に会い、婚姻の報告と、来年夏の九州での結婚式への参加をお願い。

法事と引っ越しの片付けをこなし、

11月末に1年半振りに実家へ。

帰っても、ゆっくりできる前に、残っていた研究補助アルバイトの課題とウェブページ管理のアルバイトを終らせ、

福岡で最近フェースブックを通じて約5年振りに再度連絡の取れた高校時代の友人と再会。

1年半前に会っていた友人らも含めて、昔話や他の旧友たちの動向に話がとっても弾みました。
 (友人の撮った写真:フェースブックより)

皆、立派な社会人として頑張っているようで、刺激をもらいました。

それからは、来年夏の結婚式の準備。

ホテル予約や、ドレス、テーブルの花など、普通のカップルなら数ヶ月かけて決めていく事を、母親がしっかり準備してくれていたおかげで、殆ど一日で終了。

それから、東京に行く必要があったので、その機会を利用して、東京で暮らしている他の高校時代の友人たちにも、こちらは約10年振りに再会。

 話していると、当時のノリや、方言や、流行っていた事等、
どんどん自然に思い出して来て、
とても楽しい時間でした。
その上、偶然上京する予定のあったイギリス大学の友人たちとも再会。
皆それぞれ、もう今後の進路が決まり、焦りと共に、刺激をもらいました。

でも0泊2日小倉−東京(バス内2泊)の弾丸ツアーは、もうしません。

辛かった。もう少しお金を払ってでも、体(健康)を重視すべき年になってきたようです(笑)

日本でやる予定であったこと全てをやり遂げて、12月15日に帰国(!?イギリスへね)。

旧友に会って、それぞれ、結婚、昇進、子供誕生、など、人生の色々な岐路を迎えて、頑張っている彼らを見て、思い出に浸りながらも、これから自分がもっと頑張って、地に足をつけて頑張っていかないといけないことを実感。

来年こそは、社会人になるぞ!

Wednesday, December 14, 2011

旅行その①:初イターリア☆

11月中旬、怒涛の3大陸旅行の一発目。

修士号修了の自分へのご褒美にと、かねてから訪れたかったイタリアへ9日間行ってきました。

ちょこちょこやっていた研究補助のアルバイトなどの合間を縫って、第二の旅行出発の1日前まで。



行きたい街がありすぎて、この短い期間の中で急ぎすぎず、でもなるべく色んな都市を見るために選んだのは、

①トリノ[Torino](大学院で学部が同じだった友人宅へお邪魔)

トリノへの途中で見れたイタリア、スイス、フランスの国境線上にあるアルプス。
隣に座っていて、よく飛行機を利用するイタリア人(トリノ出身)もこれほどくっきりと綺麗なアルプスを見たのは、初めて、とか。
 素晴らしい眺め☆
そんな席のお隣さんから、トリノを始め、イタリアで今回訪れる都市のおすすめや、イタリア文化について教えてもらったり、英語教育、環境問題などについて、飛行中ずっと議論したりしていました。

そしてそのまま、友人の待つトリノ市内の駅迄ちゃっかり自家用車で送ってもらいました。

本当にいい人だった。(最初からイタリア人のイメージ良し!)

友人は、トリノから車で1時間程のアスティ[Asti]の田舎の豪邸に住んでいるので、そちらに4日お世話になる事に。

午前中仕事のある彼女について朝8時前にトリノへ向けて電車で出発し、街中を一人で散策。
 良く見ると偽物の蛇口
町内のマーチングバンド(みたいなものかな?)
クリスマスの木の下におく、キリスト誕生の偶像(各国の伝統服で再現されている)
実は、今年2011年はイタリア南北が一つになって150周年(実はまだまだ若い国なんです)。
その統一がなされてできた、イタリアの最初の首都がトリノ!
街のあちこちでお祝いの旗やポスターが(イベントは大半夏に終わってしまったようですが)
忙しい中、午後は私の観光につきあってくれた友人。

彼女とその家族は本当に親切で、面白く、それぞれが話せる英語と、イタリア語とフランス語を混ぜながら、いつもおしゃべりしていました。

そして何より、彼女のママの地元で取れた新鮮な食材を使った家庭料理の美味しさとその量に驚愕!

もちろん手作りのティラミスもいただきました☆ 
ローマ時代の建物も。
 昔懐かしい三輪車
ボローニャ(トリノから次の目的地、ローマへの途中、半日時間を潰す必要があったから)

最初はフィレンチェに寄る予定だったけど、街が大きすぎて半日では回れないとイタリア人友人たちから助言され、ちょっとマイナー、でもサッカー中田もいたボローニャへ。

それから、ちょうど訪れた日はその日から3日間、チョコレートフェスティバルが街の中心部で開催されるという情報をキャッチ。
 おいしそうなチョコレートがいたるところに。
 こんなものもチョコ製
ボローニャは多くの美術館も無料か有料でも安い。
③二人目友人の住んでいる、首都ローマ[Rome]。

ローマ時代、ギリシャ時代の建物や教会が、もう街のいたるところに現存していて、

バチカン市国という世界で一番小さい国が街中にあり、

そしてローマ法王もいる、という

不思議な雰囲気をかもし出していました。

ヴェネチィア広場
金箔を背に背負ったヴィットーリオ・エマヌエーレ2世記念堂

こうして毎日365日、2人の憲兵がじっと立って警備しています。
 パラティーノ [Palatino]
 おなじみ、コロッセウム [Colosseum]
ローマ時代の服を着ての写真撮影もできる。
パンテオン [Pantheon] の内部
街中に多くある噴水の一つ。

どれも個性があって、巧みに作られています。
「ローマの休日」で知られるスペイン広場の上から見た日没
 大親切に街中を案内してくれ、イタリアの手料理でもてなしてくれた友達。

これはカルボナーラ料理中。
④最終訪問地、ナポリ

たった丸1日、いや半日くらいの滞在だったけど、ローマ以北の街との雰囲気の違い、人種の違いにびっくり。

ちょっと懐かしい(アフリカの)においがしました。(人々、子供も含めたバイクの乗り方:ヘルメット無し、街中のごみの量:そこいら中、とかね)

残念ながら、ローマ滞在2日目にして、カメラバッテリー終了。

おばかにも、充電器を持参しなかったために、それ以降の写真はありません。

でも、その分、記憶に焼き付けました。

そして、建築や、町並み、おいしい食べ物を、思う存分楽しみ、

友人、その家族やそのまた友人、泊まったホステルの受付の外国人学生たちと、日本やいろんな国の文化や習慣について、熱く語ることもできました。

とても、リフレッシュして、充実した旅シリーズの始まりでした。