Wednesday, February 25, 2009

Dori

2月17-20日、ブルキナ北部、首都Ouagadougouからバスで4時間、Doriという町に、私の同じような、環境&農業分野で働く隊員の活動視察に行ってきました。

協力隊として来て、他の隊員の任地に行くのはこれが初めて。

また北部と言うこともあって、Boboとは景色が全く違う。

砂漠に近いことから、緑が少なく、降雨量も少ない。こんなところでの植林や野菜栽培は難しい。

と思いきや、複数の貯水池があり、巨大な湖も存在し、その周辺には、広大な野菜畑が青々と広がっていました。

農業隊員に、コンポストの使い方や、少ない水で栽培できる野菜の畝の作り方など、実際に実践している畑を見せてもらって、教えてもらって、とても勉強になりました。

堆肥作り。

野菜の栽培(収穫)できない時期でも野菜が手に入るように、収穫した野菜に付加価値をつけて販売するために、乾燥野菜を作る道具(もちろん自然乾燥)。

お昼の休憩は、海辺かと思わせるような巨大な湖の横で。(海岸のないブルキナで生活する私たちにとっては、感動的!)

もちろん観光もしました。

Doriより少し手前にあるBani。

ここに土のブロックで作られたモスクが複数存在します。

特徴的なのは、その位置。

Baniの丘の形が、イスラム教の人がお祈りをするときの体の形をしており、その頭、両手、両肘か両膝、足の部分というか場所に、モスクが立てられているのです。

(小さいけど)人間の形をした模様が中央に列になって形作られているのが見えますか?

しかし土でできたモスクはもろい。

毎年雨季の後に修復が必要とか…。

この無数の棒は、掃除で登る時のため(?)に使うように付けられているとか…。

おまけ。こんな長い角を持っていたら、首疲れるだろうなぁ~笑

Monday, February 16, 2009

出前講義

毎週なんとか続けている環境教育。

2月1週目と2週目は、前回のブログで書いた「森林伐採と保護」の続編。

毎回1人で授業やっても、大変だし、マンネリ化してくる。

私もいちお、環境・生活環境ウエ県局に配属しているのだから、同僚とも協力すべき!

ということで、1週目、

事務所の上司(森林官:森林についての専門家)の1人にお願いし、(私もあまり知らない)ボボ市周辺にある4つの国定(指定)森林について話をしてもらうことに。


なぜこの4つの森林は指定保護区にされたのか?

→森林(自然)資源の持続的な利用のため
→この地域特有の植物相・土壌保護・維持のため

保護区でやっていいこと
→許可を得た上での森林伐採
→契約をした上でのアグロフォレストリー

禁止されていること

(許可なしでの)
→耕作

→放牧
→狩猟

などなど、規則はこのようにあるものの、森林は着実に破壊されていっています。

しっかりノートをとっています。

では、未来のブルキナ、あるいはボボを担うであろう子供たちに、何ができるのか?

前回森林保護について話し合った時に自分たちで出した改善・解決方法を次々と挙げてくれました。

この森林官のクラスの進め方もとても上手で、私も勉強になりました。

2週目。

今度は、せっかく国定森林のことを学んだのだから、より深いところまで!

ということで、おなじみYANTAの代表者Mme DraboにYANTAメンバーの女性たちの経緯を実体験として子供たちに話してもらうことに。


内容は全て現地語(ジュラ語)で行われました。

全ては理解できなかったけれど、時折、子供たちのビックリする声や反応から、彼らが真剣に聞き入っているのが見て取れました。

ただ、各クラス、2-4人、ジュラ語が分からない子がいて、申し訳なかった。代表者が、語るなら自分の言葉(ジュラ語)の方がいい、私もその方が話に現実味があっていいかと思ったのですが…

でも、最後には、「環境の歌」(森林を守ろう)を皆で大合唱。

私も、代表者の彼女もとても満足。

その後、子供たちが、皆でカンパして、女性たちが植林やカシューナッツを作っている森を見に行こう!とまで提案。

今のところ、実現できるかは分かりませんが、こういう(たとえ見学だけでも)実際に行動に移そうと、彼らから提案してくれたことがとても嬉しかったです。

実現できないか、可能性を探ってみようと思います。