Thursday, July 23, 2009

その後の経過

心配の種:雨。

今年は本当に少ない…。

女性たちは毎日、そう嘆いています。

とうもろこしが、ミレットが、全然育たない…。

そんな中、

各自で作ったコンポストが畑でどのように作用しているのか、

確認するために数人の畑に行ってきました。

ミレットの畑

違い(中央から右と左)が分かりますか?

右側:肥料なし (拡大)

左側:コンポストあり (拡大)

ピーナッツ畑

ピーナッツはどこでも育つので、コンポストの効果が見えにくいらしいのですが、それでも…

コンポストなし

コンポストあり

また、ある女性の畑に行った時には (私の家から自転車で1時間、途中半分からは砂道…。何度こけそうになったことか…)、畑横に置いてあった枯れた木の枝を家に持って帰ると言い出し…(帰りも砂道なんだけど…)

自転車の後ろに積み、皆持ってる伸縮性のゴムひもでしっかりくくりつける。

「じゃぁ私も!」という私に、戸惑う女性。(あなたには無理よ的オーラで…)

「大丈夫!」と言い張り、

ほら。

こけそうにはなったけど、こけはせず無事彼女の家まで、薪を届けました。

注意:指定森林の中ですが、違法伐採の木じゃないですよ(たぶん…)

それから、彼女の近くに畑を持つ男性から、(コンポストの効果を見て)、

「来年、あなたが作ったコンポストを買うから!」

と、とっても励みになる言葉をもらったとか☆

また違う女性の畑に行く途中、女性が「これはダメ!」と言って、私に見せてくれたもの。

ある男性の畑らしい。

見えますか?

真っ黒い土。「肥料」ではありません。でも彼にとっては「肥料」なのです。

わざとかと思ってしまうくらい、苗の真横に、病院で使う薬品瓶や電池の炭素棒が…。…。

(畑近くに廃棄された町のごみを「肥料」として自らの畑に持ってくるのです。)

これ、やらせじゃないですよ。

ありのままを写真に収めただけです。

彼女いわく、苗の数枚の葉の色が悪い。これは良くない。

とのこと。

これ自体はとってもショックなことですが、私にとっては、

ごみ直接追肥が良くないという啓発を彼女はちゃんと理解してくれていた!

ので、嬉しかった…。

こうやって啓発や講習会の成果が少しずつ彼女たちの中に根付き、他の人にも広がっていってくれるといいな…

それからもちろん、まずは雨がたくさん降って、穀物に育ってもらわないと!

在ブルキナ日本大使到着

7月17日。

1月に業務を開始した在ブルキナ日本大使館に、とうとう大使が来られました。

それを記念して(か?)、大使館でレセプションパーティが開かれ、JOCVも全員招待されました。

皆、おめかし☆

約100名くらいいたと思われます。

大使です。

会場には、なんと・・・!

でっかいエビののったお寿司がぁっ!!!

新鮮な魚介類のないブルキナにる隊員皆は、もう興奮!

つい写真撮っちゃいました(笑:日本人典型)

それから、隊員を代表して3名が活動紹介を行いました。

感染症対策隊員@テンコドゴ(Tenkogodo : ブルキナ中央部)

野菜隊員@ドリ(Dori : ブルキナ北部)

村落(都市郊外)開発普及員@ボボ(Bobo-Dioulasso : ブルキナ南西部)

皆さん、各々の会話が弾んでいたようで、マイクを使いましたが、私の説明は誰にも聞こえてなかったのではないかと思われます…。

それでも、発表後、私と同じ分野で今年末から北海道大学とブルキナの水・衛生管理専門の大学の共同で行われるプロジェクトの事前調査で来られた方と、とても建設的な意見交換ができ、やってよかったと思いました。

これから、大使館ができたことによって、日本のプロジェクトも増えていくのでしょう…。

それらが実りのあるものになることを願って…。

Wednesday, July 15, 2009

木を植えよう!

7月11日@ボボ近郊の4つある指定森林の1つ。

ボボ市長、Hauts-Bissins地方防衛長官(?)、環境・生活環境大臣の在席のもと、

この地方での今年の植林キャンペーン開始式典が開かれました。

上に挙げた方々の公的スピーチ後、

皆で植林。

男性も。

女性も。

この地方で森林・天然資源保護に関わるプロジェクト技術顧問も。

ヨーロッパ人も(プロジェクトの1人)。

日本人も。

この日、何人の人が参加したのだろう…

ざっと1000人くらいか…

今年、ブルキナ全国では、1100万本を植える予定だそう。そのうち、私のいる地方ではその1割、100万本。

植えるのももちろん大事。

でもその後の手入れ、管理がもっと大事。

10年後、この地域がよりミドリに覆われていることを願って…。

Monday, July 6, 2009

バカンス!

6月3日から18日まで休暇をとり、フランス旅行に行ってきました。

バカンスの始まりは波乱万丈…

本当は4日発だったのに、航空会社がフライトをキャンセルし、3日発か6日発しかないと出発2日前に旅行会社から連絡…。

5日夜から7日にかけてパリで母親と落ち合う約束をしていたので、選択肢なし。

急遽1日早く出発することに。

急ぐとやっぱりダメですね…笑

旅行中に使おうと思っていたユーロの現金、全部家に忘れていってしまいました。気づいたのは空港についてチェックインを待つ間、財布の中身を変えようとした時…。

「旅行できない…」と焦りました。

でも幸運にも、クレジットカードを別の財布に入れカバンに入れていたので、パリ到着後、ATMからすぐにお金をおろし、まずは1安心。

そして一緒に旅行する予定だった友人がパリにまだ来ていなかったので、その友人の友人が、観光客ではなく、パリジャンがいる地区をチャリで案内してくれました。

バーの一部で演奏するミュージシャンたち

公園で読書や会話を楽しむ人々

散歩する老夫婦

市場

今までみたパリとは少し違っていて、もっとパリが好きになりました。

緑のカーテン(建物内を冷涼に保ってくれると最近話題...)

それから、人から譲ってもらったフランスの携帯電話チップが使えない、母親携帯紛失、迷子騒動、帰国のフライトもキャンセルされ3時間早い便に変更など...

それでもなんとか15ヶ月ぶりの再会を果たし、2日間パリの超観光地めぐり。

それからは、ボボで知り合いもうフランスに帰国していた友人と車でフランス西海岸をボルドーまで下る旅へ。

二人とも海のないブルキナにいたために、海と魚介類が恋しくて仕方なかった!

高速道路ではなく、なるべく海に近い国道を使いながら、6日間ドライブを楽しみました。

@St-Lazaire : Bretagne(ブルターニュ地方)

海!!!

無農薬野菜と新鮮な魚介類を堪能☆

自然な塩栽培

@Rochelle

皆さん、本を読みましょう。(突然外壁の一部にこんな彫刻があったり…)

@St-Emilion(この子のおじさんがワイン生産としており、素晴らしいお家に泊めてもらいました)

ヨーロッパ最大の砂丘。

頂上からは、180度青々とした森林

その反対の180度、澄んだブルーの海

なんという素晴らしい眺め!

日光浴…になってない?!

St-Emilionは町全体がUNESCOに登録されており、中世の建物や面影がいたることろに残っていました。日本では見られない風景。

日本の田園のように、この地域はワイン畑に囲まれていました。

彼女とはここで別れ、私は電車でちょっと足を伸ばしてバルセロナへ。

3年前初めて行ったときは初日に財布を盗まれ、痛い思いをした街。

でも街の雰囲気がとても良くどうしても戻ってきたかった…。

今回は日本で知り合い、数年前からバルセロナで暮らしているポルトガル人の友人が迎え入れてくれました。

初日は彼に何度も「注意して」と言われ…。

気づくと3年前の教訓をすっかり忘れて、日本あるいはブルキナの感覚で注意を怠り…。

2日目からは、だいぶ慣れ、街角の小さなお店に立ち寄りながら、面白い(興味深いと言った方が適当か?)建築スタイルの建物を見ながら、街中を歩き回りました。

パエリアにロブスター(左下はし)!!!(この日はこのたっぷりな昼食の後、超満腹で翌日まで食欲でなかった…)

ビーチにももちろん行きました。すでに海水浴、日光浴客でにぎわっている。(6月ですよ、まだ)

彼の家では、ルームメイトのスペイン人2人とイタリア人1人とも、英語やスペイン語・イタリア語(ゼロに近し)で会話。面白かった。

カタルーニャ地方の伝統的ダンス(らしい)。広場で大勢踊ってた・・・。

またパリでは、この他に3人もの友人と再会することもでき、本当に充実した旅行でした。

しっかりリフレッシュして、後約1年、また仕事頑張るぞ-!