Monday, December 28, 2009

メリークリスマス!

2回目のブルキナでのクリスマス。

去年は、フィールド調整員の家で日本的クリスマスのお昼食べて、それからYANTAの1人の女性の家を訪れ、上司の家へ。

今年は、コンポストパートナーのお家に招待されたので、まずはそちらへ。

クリスマス1週間ほど前に、彼からサプライズで、彼の出身民族(Bwaba:ブワバ)伝統衣装をプレゼントしてくれていました。なので、もちろんそれを着て訪問。

私のサイズ測ってなかったのに、上着はジャストフィット!

色もきれいで、とっても気に入りました。

彼も自分のイニシャルの入った伝統衣装をまとい、1歳半の息子もお父さんに負けずと一人前。

きゃわいい☆

1年一緒に仕事しているけど、初めて家を訪れ、奥さんにもご挨拶。

仲の良いご夫婦でした。

それから、フランス人友人宅でランチ。

フォアグラ、サーモン、チキン、チーズ…。

お腹が破裂しそう…。

そして締めはもちろん、これ!

食べないわけ、いかないでしょ、ブッシュ・ド・ノエル(Bouche de Noël)

日本語でもこう言うくらい有名なんだから、(何人の日本人が意味を知って使っているかは疑問だけど)もちろんフランス人は欠かさないよね。笑

「締め」と言いつつも、もう1人友人宅に呼ばれていたので、挨拶だけはと思い訪問。

そこでも目にはとってもおいしそうなブルキナ料理があったけど、もう無理!

丁重にお断りしました。

やっぱり去年同様、1日中食べてたクリスマスでした。

ごちそうさま!

Wednesday, December 2, 2009

普及員

自慢大会の翌日。

2日間の予定で前日、自らコンポスト作り普及員になることを志願してくれた女性13名を対象に普及員講習会を実施しました。

彼女たちは、自分たちが学んだ技術を他の人たちにも教えてあげたい、自分の技術をより高めたい、と心から思ってくれているようで、やる気を強く感じました。

この講習会で私が重視したのは、ごみ処理に関する衛生啓発の方法です。

というのも、彼女たちは、もうコンポストの作り方はマスターしています。もちろん、まだまだ技術を高めることは可能だし、必要です。

しかし、何より、彼女たちは今まで一度も「誰かに何かを伝える、教える」というような指導員的なことは一度もやったことがないし、研修を受けたこともない。

そこで、人前での話し方、啓発の進め方、啓発対象者の視覚へ訴える写真の使い方の習得に力を入れました。

まずは何もお手本など見せず、彼女たちの実力を見ようと、ボボ市内のごみ処理、衛生問題に関する啓発デモンストレーションを2グループに分かれて準備。

発表してもらいました。

ん…。

やっぱり予想通り。

人前で話すことに慣れていない彼女たちは、下向き加減で、ボソボソと2分くらい話し、終了。

手に写真は持っているものの、使う訳でも、聞いている人たちに見せるわけでもなく…。

複数の写真がある中でなぜそれを選んでもっているのかもわからず…。

まぁ初めての練習だから仕方ない!

それから私が開いた講習会で実施した啓発方法や内容を一緒に思い出し、必ず言及すべき内容を確認。

写真の様々な使い方を提案:写真を見せて何が載っているか答えてもらう、写真の状況をどう思うか意見を述べてもらう、など。

写真を使うことで、啓発(普及)員が1人でしゃべり、「これはいけない」「こうすべきだ」と指導するのではなく、対象者たちと対話を持ち一緒に考える。

この方法を学んでほしかった。

1日目はこれで終了。

2日目、前日のおさらい。

数人が前で再度発表。

まだ完璧ではないにしても、昨日の私の助言を多少は覚えてくれていました。

昨日より必要な情報内容に言及、

一方的にしゃべるのではなく、相手に質問をし、最低でもリアクションを得ようとする、

ちょっとしたユーモアを加える、など。

そしてこの日は、コンポストの作り方のおさらい。

これも2グループにわかれ、作り方指導のデモンストレーションを実施。

基本的な情報はカバーされていました。

それから、作り方の他に、工夫すべき点、失敗を防ぐために注意すべき点などは、こちらが質問形式で尋ねると正確に答えてくれました。(本当は、それらも発表の中に組み込んでほしかったのですが…)

これもやはり最初から完璧にできるハズはない!

ということで、2日間の講習会ではちょっと不安…。

彼女たちからも十分じゃないという声があがり、

1週間後総括を行うことにしました。

その3日目は全てのおさらいをし、やっぱりまだまだ練習が必要だと感じましたが、それでも、1日目に比べれば、話し方や内容に関してとても改善されました。

そして、最後には、彼女たち一人一人に、コンポスト作り普及員と認証する(手作り)研修修了書を授与。

字が読めない女性が大半ですが、顔写真を撮りそれを貼り付けることで、自分のものだとわかるようにしました。

一緒に啓発キットとして、ごみ処理問題とコンポスト作りの一部を掲載した写真6枚、ジュラ語で作成したコンポスト作りマニュアルが、渡されました。

それから、彼女たちのやる気に感謝して、少しではありますが、サラダ菜、ほうれん草、トマトなどいくつかの野菜の種をおまけでつけました。

できたコンポストを使って家庭菜園を実施し、より多くの人の目に触れることでコンポストの更なる普及につながればと思います。

「普及員がまずはお手本を見せる」、ということで、啓発キットは、後々ごみになってしまうプラスチックの袋にいれるのではなく、日本の「風呂敷」の伝統に習い、こちらで服を作るのに使われる布(パーニュ)を結んで、袋代わりに。

この3日間、ずっとコンポストパートナーYéも講習会に参加してくれ、いつも同様私をサポートしてくれました。

これからは、彼女たちが普及を実施していきます。

正直、本当にこれで彼女たちは自信を持って講習会を開いていってくれるのか不安です。

でも彼女たちを信じます。

そしてできる限り、彼女たちのサポートを行っていこうと思います。

今後は隔週火曜日に実施される普及員会議で、近況報告、問題共有、啓発スキル向上のための練習などを行っていきます。

がんばれ、普及員たち!

Monday, November 16, 2009

自慢大会

11月9日。

雨季も終わり、収穫も終盤を迎えたこの時期。

(私にとって)待ちに待った、コンポストの使用効果報告会を開きました。

これまで計3回の講習会を開催し、約70-80人のYANTAの女性たちが参加してくれました。

各家庭を訪れ、個人的に結果を聞くこともできましたが、人数が多くてまず無理。

それから、この会を開いたのはコンポストの使用効果の情報収集だけが目的じゃなかったから。

1.自分のコンポストを使った結果を他の女性たちへ自慢(共有)

2.他の女性の話を聞く(今年自分はしなかったこと、自分と異なる効果があることを知る)

1.2.を通して今後もコンポストを続けていくやる気を持ってもらえるようお互いに刺激。

3.講習会を受けたことがない、でも興味がある女性たちを招待:自慢話を聞くことで、これから始めるきっかけ(やる気)をもってもらう。

全員は無理でも、より多くの女性がこの自慢大会に来てくれるよう、情報発信には念を入れました。各グループの代表者の家を訪れ、他のメンバーに伝えてくれるよう頼んだり、多くの女性が集るセンターで何度も何度も繰り返しその話をしたり…。

当日、開始時間…

やっぱりいつも通り…

数人しかいない…。

やっぱり情報が行き渡らなかったのか…。

待つこと30分、40分…。

ボチボチ人が集り始める。

1時間後、50名程度に。

もうちょっと来て欲しかったと思いつつも、会合開始。

すると後から、ずるずると女性たちが部屋に入ってくる。

最後には部屋が満杯になるほどの女性が!

皆の関心の高さが伺えました。

自慢大会は予定通り進行。

多くの講習会参加者が、それぞれのコンポストの使用効果を話してくれました:

去年より多くの穀物収穫量(とうもろこし、ミレット、落花生、豆など);

現金収入源(女性の1人は、自分で作ったコンポストの一部を他の女性に販売した);

家庭菜園実施(庭にトマトを植えたり、マンゴーやパパイヤの木の周りにコンポストを追肥したり)など…

最後には、これからコンポスト作りを私の代わりに、他の女性たちに教えていってくれる「コンポスト普及員」を自薦(他薦もあったなぁ…)で選出。

翌日早速普及員講習会を開催しました。(つづく…)

Sunday, November 8, 2009

より多くの人に

9月から私のコンポスト講習会を手伝ってくれていた研究生のYe(イェ)が、指定森林内のカシューナッツの木の下で畑を耕している(アグロフォレストリー)農家800名以上を対象に、都市ごみを肥料として森(畑)へ投入することを禁じる啓発と有機堆肥作り指導をする研修を行っています。

地元の新聞に紹介された彼。

とってもお世話になっている彼なので、今度は彼の仕事のために何かできることはないかと思い、出来る限り講習会に参加しています。

ディスカッション中心の理論の週では、私の講習会で使ったごみ問題啓発用の写真を使って、より分かりやすく説明したり、私のコンポストの作り方を紹介してくれたり。

初めて聞き、写真で見る私のコンポストの作り方に、参加者(特に男性)たちは、思っていた以上に関心を示してくれ、ちょっと嬉しかった。

興味心身に写真に見入ってる(感じ)

話を聞いた日すぐに家に帰って、コンポストのベースを作り、始めたという男性まで!

また、実践編では、1つの農家グループのコンポスト作りの過程を写真に収める仕事を引き受け、経過を記録中。

3m x 3m x 1.5mの穴を掘り

「灰」

「とうもろこしの茎」

「草(乾燥してない藁)」

「とうもろこしの茎&水分」

「家畜(牛、ブタ、鶏)の糞」

「水分」

グループに所属する女性たちも、自分たちのできることを手伝う。

水渡しリレー

これを1層とし、3層作る。

そして最後にまたとうもろこしの茎をかぶせ発酵開始。

2週間後、最初の切り替えし。

3層を別々に取り出す。

一番下だった層(最も発酵が進んでいる)を一番上になるように、第3層(一番上)から入れなおす。

それからまた2週間後、2回目の切り替えし。(その間1週間の間に水撒きを一回)

同じことを繰り返す。

最初の量からすでに2/3の量に減少。(この土曜日実施)

また2週間後、1ヵ月後と合計4回の切り替えしをし、完成の予定。

私にとって、この堆肥作りを体験(見学)するのは初めてなので、とても勉強になります。

私は見て、写真撮っているだけですが、相当の重労働です。

でも、この講習会を通して、農家の人たちが、よりよい穀物生産、土壌改良のために、続けて行ってくれること願います。

Friday, October 9, 2009

天然資源が少ないと言われるブルキナ。

(だから、経済発展がなかなか進まないという意見も...でもそのおかげで、今でも、のんびりした田舎な感じで、人々も穏やかで、大きな争いや戦争がないとも言える...)

実際、2009年UNDP(世界開発計画)発表の人間開発報告書(Human Development Report : HDR)で示された人間開発指数(Human Development Index : HDI)では、182カ国中177位(ちなみに去年は178カ国中177位)。

※ただし、この数値の測り方に疑問を唱える人もあり。

でも、最近ブルキナ国内で話題になってきているものが...。

地下資源。

それも、あの、オリンピックで1位になったらもらえるもの。

そう、「金」。

ブルキナ南西部地域で最近よく見つかるとか。

で、一目見てみたいと思い、

行っちゃいました。(友人が行くっていうから便乗しただけですが)

Boboから約2時間くらい、途中から半分は、ガタガタ道。4WDの車の中で、どれだけ頭を天井に打ったことか...。

やっと着いたところは、平原に掘っ立て小屋というか、使用済みのとうもろこしやセメントの袋、鉄板などで囲った家と言うか箱の数々。

それから知人とその金鉱のオーナーと一緒にいざ採掘場所へ。

「遠いよ~。疲れるよ~」

と言われてはいたものの...。

本当に遠かった。

それも金鉱は丘の上。

炎天下。

雨季の終わり切れていない、じめじめした暑さと直射日光。

1時間くらいは歩いたか...(実際にはもしかしたら30分くらいだったかもしれないけど、気持ち的には1時間以上)

やっとの思いで、全身汗びっしょりでついた所には、若い砂まみれになった男たちが20名くらい。

重たそうな袋を担いで運んだり、

穴の中に入っていったり、

ちょうど昼時で、豆を炊いていたり。

なぜか、怖いイメージを持っていたが、

みんな優しかった。

友人は実際に金鉱の1つの穴に入ってみたり。

写真にも気軽にOK。

ここは、小規模採掘なので、ダイナマイトではなく、手で掘っているらしい。

金のかけらが入っていそうな石の塊を地層から取り出し、

より細かく割って探していく。

それからさらに小さく砕き、

水で洗って金の原型を探し出す。

ありましたよ、金。

小さな粒。

でもそのとき写真撮るの忘れてた...。

ここで取れた金はどこに行くのだろう。

昔あったBlood Diamondの映画を思い出す。

彼らは店で売られる金のどれだけの収入を得ているのだろう。

一攫千金。

楽じゃない。

Boboに住む友人のスイス人映画監督(Berni Goldblat)が、このようなブルキナの金鉱での人々の暮らしに焦点を当てたドキュメンタリーを作成しました。(すごくいい)

Ceux de la colline / The hillside crowd

フランス語&英語だけど、もしどこかで見れる機会があれば、ぜひおススメ!

Facebook site :

数々の映画祭で賞を受賞しています。

Thursday, October 8, 2009

そろそろ...

雨季も終わりに近づいて参りました。

最近は、あまり仕事してません。

も、町中をうろうろはしています。

そして久しぶりに行った女性宅で、嬉しいニュース。

「コンポストを使った畑で出来たピーナッツを収穫したから見て!」 と言われ、

わぉ。

たくさん。

去年はピーナッツを植えなかったらしく、去年との違い(大きさや量)は比較できませんが、

すごく自慢げに見せてくれた女性の表情に私も一安心。

彼女はこれからも自分でコンポスト作りを続けて行ってくれる。

任期後残り5ヶ月となり、1つ(1人)でも何か今後継続されることに確信が持てた瞬間でした。

そして、これぞ、アフリカ!

これだけのピーナッツがあっても、食料は十分ではないのに、分けてくれる。

「子供たくさんいるんだから、とっておきなよ!」

と何度言っても無駄...

拒絶は失礼と思い、ありがたくトマト缶2缶分もおすそ分けしてもらいました。

家で丸1日日干しして、炒って。

普通のピーナッツなんだろうけど、やっぱり自分の気持ち(愛情=コンポスト)が入ってるだけあって、味も一味違って、おいしかった!

これから他の女性たちの収穫報告が楽しみだ☆

Saturday, September 26, 2009

婚約

あの、ガレットのお姉ちゃんが、

断食翌週に「公式な」婚約式をしました。

もう2歳の子供もいるし、彼女の「婚約者」のことを皆「夫」と呼んでたから、てっきり既婚だと思ってた。

でもイスラム教の伝統儀式的にはまだだったみたい。

お父さんも私に説明する時に困ってた。

「彼女が婚約するんだ。いや、もうしてるんだけど…。でも…うんんん…」

まぁ細かいことはいいや。

モスクでの儀式には男性だけ行くらしく、

私はその木曜日仕事の後、お家を訪れ。

食べて、踊って。

以前に出た結婚式より、すごく普段の週末みたいな感じで、伝統的な行事もなく、

ただただ家族や知り合いがお祝いに家に来るといった感じ。

でも、おめかしした彼女はきれいだった。

顔ちっちゃい・・・

彼女の妹たち(5人中の2人。計6人姉妹)

末っ子もおめかし。(足元ポイント)

私のブルキナ両親(彼女の両親)

Friday, September 18, 2009

ついに...

自分には、絶対、一生できないだろうと思っていた断食…。

やりました!

先週の日曜日。

どこにも遊びに行ったり、友達と食事に行く予定がなかったので、ちょうどいい機会だと思い…。

でも、

先に言ってしまいますが、完璧にはやってません。

なぜって?

起きたら7時だったから…。

本当なら4時45分に起きて、

5時からは飲食禁止。

はい、

なので、本当に丸1日はやってません。

でも、それから急いで(普通の量の)朝ごはん食べて、開始!

朝、洗濯し、ちょっと勉強し、

10時頃、お隣さん家へ挨拶へ。(もちろん、断食してると宣言しに笑)

宣言すると、家族皆、笑って喜んでくれた。

一緒に断食終了(いただきます)しようねって約束。

あのおいしいガレットの下準備をしていたので、見学。

昼前に家に戻って、パソコンをカチカチ。

今日は天気がいい=気温が高い。

段々のどの渇きが気になり始める…。

お腹も物を言い始めた…。

でもここで辞める訳には…!

本を読んだり、映画見たりして時間潰し。

幸運にも4時頃から雲行きが怪しくなり、大雨に。

涼しくなる。

5時半。後1時間。

なんだか、もう何も感じなくなってきた。

意識がなくなってきた訳ではなく、空腹も喉の渇きも気にならなくなったということ。

そして、6時半直前。

お隣さんたちは、皆体を洗い、お祈り前に身を清める。

そして、娘1人と一緒にお姉ちゃんのいる道路沿いにガレットを買いに行く。

彼女はまずお祈りし(私はただ待っていた)、ついにその時…!

でも実際、そこまで、食べられる、飲めることへの感動はなかった…。ピークを過ぎるとなんとかなるものみたい。

それでも、水を飲み、次に生姜ジュースをもらい、ミレットの粉をお湯で溶かした粥みたいな飲み物を飲み、ガレットを食べ…。

もうすでにお腹一杯…。

皆でテレビを見、7時半。

「お祈りするよ!」

え?!私も!?

「もちろんするでしょ?」的に言われ、拒否もできず、家族皆と一緒にお祈りすることに。

頭と顔全体に布を被り、ヤギの毛と皮でできた敷物の上に立って…。

もう後は、周りの見よう見まね。

立って、座って、頭を地面につけてお祈りして、また立って。

その繰り返し。

途中からお祈りをリードしてやっているお父さんの言い方の違いで次の動作が分かるようになった。

20分くらいで終了。

そして皆で同じお皿からご飯(この日はお米にソースをかけた「リ・ソース」)を食べ、

今日も1日終了。

私は、ガレットを食べた時点でお腹が膨れていたので、あまり米は食べず帰路に着く。

貴重な体験をした1日でした。

Friday, September 11, 2009

1ヶ月限定スウィーツ

今年もこの季節がやってきました :

1ヶ月の断食...

私の隣人の家族は信仰の深いイスラム教徒です。

幼い子供たちを除いて、家族全員が断食を行っています。

お母さんと娘たちは4時45分に起床。

日の出前の食事の支度を始めます。

5時に最初のお祈り。

ご飯を食べる。

それから日没まで、何も食べず、水すら飲まず、いつものように仕事をします。

週末家を訪ねると、食事の準備をしている娘たちが私に夕食のソースの味見をして、美味しいか、何か(普通、塩)が足りないか言ってとお願いされます。味見すらできないのです。(私好みの味でいいのかと不安にもなります。)

ただ、この家族の断食1ヶ月間の特別な仕事は、家の横の道端で、ガレットと呼ばれるパンケーキのようなものを売ることです。

多くのイスラム教徒は1日の断食をこのガレットを食べることで終えるのです。

このパンケーキは普通、ミレットの粉と、水と砂糖でできています。

でも、この家族のガレットはちょっと違う。

Boboの町で一番美味しい!

なぜかって?

バナナが入っていてほんのり甘く、とってもふんわりしているから☆

私のような常連さんが多数います。(ほとんど毎日買っていくそう)

これが、そのガレットを作るプレート(たこ焼き機の大きい版みたいな)

この家族の長女が売っています。

1つ10フラン (約2円, 0.01 euro, 2.5 cents)

みんな大体50から200フラン分くらい買っていきます。

彼女は私には、いつも値段以上の量をくれます :D

とっても嬉しいけど、気をつけないと...

なんたって、使っている油と砂糖の量が半端じゃないから...(だからおいしんだけど笑)

わかっていても、やめられない!

夕方5時、6時頃になると、私のお腹が物を申し始める。

その時間帯になると、1つの道で10m毎くらいに、女性たちがガレットを売っているのを見ます。

私は、誘惑に負けず、家にたどり着くまで待ちます。

だってお隣さんのガレットがいいんだもん!

この家族は私にいつ、彼らと一緒に断食するのかと聞いてきます。

「ん…来週末かなぁ…」

なんて、返事しますが、正直、私には一生こんなこと、できないと思います。

だって食欲旺盛なのだけが私のとりえだもん!!! 笑