Monday, November 16, 2009

自慢大会

11月9日。

雨季も終わり、収穫も終盤を迎えたこの時期。

(私にとって)待ちに待った、コンポストの使用効果報告会を開きました。

これまで計3回の講習会を開催し、約70-80人のYANTAの女性たちが参加してくれました。

各家庭を訪れ、個人的に結果を聞くこともできましたが、人数が多くてまず無理。

それから、この会を開いたのはコンポストの使用効果の情報収集だけが目的じゃなかったから。

1.自分のコンポストを使った結果を他の女性たちへ自慢(共有)

2.他の女性の話を聞く(今年自分はしなかったこと、自分と異なる効果があることを知る)

1.2.を通して今後もコンポストを続けていくやる気を持ってもらえるようお互いに刺激。

3.講習会を受けたことがない、でも興味がある女性たちを招待:自慢話を聞くことで、これから始めるきっかけ(やる気)をもってもらう。

全員は無理でも、より多くの女性がこの自慢大会に来てくれるよう、情報発信には念を入れました。各グループの代表者の家を訪れ、他のメンバーに伝えてくれるよう頼んだり、多くの女性が集るセンターで何度も何度も繰り返しその話をしたり…。

当日、開始時間…

やっぱりいつも通り…

数人しかいない…。

やっぱり情報が行き渡らなかったのか…。

待つこと30分、40分…。

ボチボチ人が集り始める。

1時間後、50名程度に。

もうちょっと来て欲しかったと思いつつも、会合開始。

すると後から、ずるずると女性たちが部屋に入ってくる。

最後には部屋が満杯になるほどの女性が!

皆の関心の高さが伺えました。

自慢大会は予定通り進行。

多くの講習会参加者が、それぞれのコンポストの使用効果を話してくれました:

去年より多くの穀物収穫量(とうもろこし、ミレット、落花生、豆など);

現金収入源(女性の1人は、自分で作ったコンポストの一部を他の女性に販売した);

家庭菜園実施(庭にトマトを植えたり、マンゴーやパパイヤの木の周りにコンポストを追肥したり)など…

最後には、これからコンポスト作りを私の代わりに、他の女性たちに教えていってくれる「コンポスト普及員」を自薦(他薦もあったなぁ…)で選出。

翌日早速普及員講習会を開催しました。(つづく…)

Sunday, November 8, 2009

より多くの人に

9月から私のコンポスト講習会を手伝ってくれていた研究生のYe(イェ)が、指定森林内のカシューナッツの木の下で畑を耕している(アグロフォレストリー)農家800名以上を対象に、都市ごみを肥料として森(畑)へ投入することを禁じる啓発と有機堆肥作り指導をする研修を行っています。

地元の新聞に紹介された彼。

とってもお世話になっている彼なので、今度は彼の仕事のために何かできることはないかと思い、出来る限り講習会に参加しています。

ディスカッション中心の理論の週では、私の講習会で使ったごみ問題啓発用の写真を使って、より分かりやすく説明したり、私のコンポストの作り方を紹介してくれたり。

初めて聞き、写真で見る私のコンポストの作り方に、参加者(特に男性)たちは、思っていた以上に関心を示してくれ、ちょっと嬉しかった。

興味心身に写真に見入ってる(感じ)

話を聞いた日すぐに家に帰って、コンポストのベースを作り、始めたという男性まで!

また、実践編では、1つの農家グループのコンポスト作りの過程を写真に収める仕事を引き受け、経過を記録中。

3m x 3m x 1.5mの穴を掘り

「灰」

「とうもろこしの茎」

「草(乾燥してない藁)」

「とうもろこしの茎&水分」

「家畜(牛、ブタ、鶏)の糞」

「水分」

グループに所属する女性たちも、自分たちのできることを手伝う。

水渡しリレー

これを1層とし、3層作る。

そして最後にまたとうもろこしの茎をかぶせ発酵開始。

2週間後、最初の切り替えし。

3層を別々に取り出す。

一番下だった層(最も発酵が進んでいる)を一番上になるように、第3層(一番上)から入れなおす。

それからまた2週間後、2回目の切り替えし。(その間1週間の間に水撒きを一回)

同じことを繰り返す。

最初の量からすでに2/3の量に減少。(この土曜日実施)

また2週間後、1ヵ月後と合計4回の切り替えしをし、完成の予定。

私にとって、この堆肥作りを体験(見学)するのは初めてなので、とても勉強になります。

私は見て、写真撮っているだけですが、相当の重労働です。

でも、この講習会を通して、農家の人たちが、よりよい穀物生産、土壌改良のために、続けて行ってくれること願います。