Sunday, October 9, 2011

修了

とうとう、この日がやって来ました・・・。

1年間私を振り回し、泣かせ、イライラさせ、でもより広い視野や考え方を学ばせてくれた、修士課程。

昨日10月3日(月)、終わりの見えなかった修士論文を、自分自身でノーリッチまで行ってプリントして、製本して、学部teaching officeへ提出しました。
5月に最終的にテーマとデータ収集方法を見切り発進で決めてから(決めざる終えず)、5ヶ月。

真摯で大変丁寧な担当教官のアドバイスや指摘のもと、インターン先の上司、その周囲の関係者の助けにより、予定以上の数の人たちから一次データが収集できました。

全く面識のない唐突なある大学の修士学生からの、メールによる研究調査参加のお願いに、毎日1分も無駄にできないような忙しいスケジュールにも関わらず、アンケート書き込みあるいは電話インタビューを快く受け入れてくれたタンザニア政府関係者、ノルウェー大使館、研究者、現地NGOスタッフの方々の親切さには、頭が上がりません。

彼らの協力による、情報提供、現場の状況説明がなければ、この論文が満足した形で仕上がる事は絶対にあり得ませんでした。

もちろん、調査過程や、先攻文献調査、論文執筆、全て、楽だったとは言えません。

しかし、調査を通して、国レベルの政策と現場のギャップ、政策へ影響を与えようとする様々な関係者たちとその格闘、政治的権力の違いなど、多くの事を学びました。

また、実際にそれらを文章にしていく過程、収集したデータの自分なりの分析結果と理論部分の間に一貫性を見いだせ、最終的に理論が理解できた時、この論文テーマに取り組んでよかったと充実感を得ました。

論文の結果は、12月初め迄には明らかになります。

自分の満足度と評価担当者(大学内から2名、大学外から1名)の間にどこまで、ギャップがあるかは、未知です。

でも、学部から、通信教育も含めてほとんど休み無しにやってきた「学業」は、これで一先ず終了としようと思います。

日々学ぶ姿勢は変えませんが、これからは、最低でも数年はもっと現場あるいはプロフェッショナルな実践の経験を積みたいと思います。

論文提出した後は、同じ日に私より相当苦しみながらも提出にたどり着いた同じコースの友人とまだノーリッチで暮らしている友人たちとまったりこの1年のことを振り返りました。

終ってみたら、寂しくも感じますが、もう一度一年やれと言われたら、断ります笑

そして自分へのご褒美、大学院の記念に、これを買いました。
外で着るのは恥ずかしすぎるので(イギリス人、特に学部生は大学名だけでなく、部活名や学部名まで入ったこのようなトレーナーを何処とも気にせず着ています。)、

家の中で今年の冬を越すのに使おうと思います。

これからは、一息おいて、就活です。

イギリス人でもイギリス国内での開発関連の仕事を見つけるのは難しい。

外国人であり、職務経験の少ない私がどこまで通用するのか・・・。

日本の大学の友人たちのほとんどはこの苦しみを3-4年前に味わって、今では立派な社会人をやっているんだから、人として、私もこのハードルを避けて通る事はできないでしょう。

「当たって砕けろ」精神で、頑張ります。

Sunday, October 2, 2011

夏(再)到来!

10月1日(土)。

日中の気温、26度。
ドピーカーの快晴!

夏が戻って来た!
というよりは、「やっと来た!」という感じ。

なぜなら、今年のイギリスの夏は1993年以来最も涼しい、いや寒い夏だったのです。

運動をしない限り、汗をかいた記憶がない(確かに大半をパソコンの前で過ごしていたけど・・・)。

それがなんと先週から1週間快晴、雨全くなし、海日和の毎日。

特にこの週末は最高潮!

もう家近くのビーチは家族ずれ、カップル、夏休みを他の人より遅く取って予定外にラッキーな外国人観光客たちで、歩くのも大変なくらい。
(イギリスの新聞Guardianより)

そんな人ごみは避け、私たちは町からバスで1時間程の国定公園の中にあるセブンシスターズSeven Sisters):「白亜の断崖絶壁」へピクニックへ。

海沿いを走るバスから素晴らしい長めを堪能し、山越え、谷越え、小さな村々を通り過ぎ、
 国定公園前バス停下車。

まずは広大な平野。
すでに心はルンルン♪

まずは川岸でサンドイッチでお腹を満たし、いざハイキング開始。
夏休みの時期は過ぎているものの、多くの観光客の数に結構驚くも、それとは比べ物にならないこの広さ!
自然に羊たちが放牧されていて、人工的なフェンスなし。
 ごみ箱はないけど、ごみも落ちていない。
丘を登って、
じゃーん!
これが絶壁。

昔は自殺の名所だったとか。

こちらもフェンスはまったくなし。

監視のおじさんたちもなし。(ボランティアの人たちが巡回はしているらしいが、明白にそのような人たちは目につかず)
こんな丘が7つあるから、セブン。その形が七人の乙女のように見えるから、「シスターズ」。すごく曖昧な名前の由来・・・(疑心たっぷり)
でもとにかく高い。そして直角90度。
毎年30−40cmほど壁が削られていっているのだとか。

これがその証拠。
この部分も来年には、もうないかも。

そんなこんなでずっとそんな崖を歩き続け、4つくらい丘を越したところで、足に震えを感じ始める。
疲れて来たし、バスに乗って帰るか、と思ったら、その場所はバスの通る主要道路から2㌔くらい離れていて、自家用車で来ない限り、徒歩!

選択肢なく、更に歩き、何とかバスに乗り込み、帰路へ。

とってもスポーティーな、夏っぽい一日を過ごす事ができました。

これが今年きっと最後でしょう・・・。

翌日友人たちとバーベキューを予定していましたが、街中のお店で使い捨てバーベキュー用品売り切れ・・・。

夏と言えば!のバーベキューは来年までお預けになりそうです泣