Wednesday, April 30, 2008

Koro

ボボから10kmほどの村Koro。

昔、他の民族から自らを守るため、敵の攻撃を予測するために、日常生活的には不便な丘の上に村を築いたとのこと。今はその地形からコンクリートの原料の岩(砂)をダイナマイトで産出する工事現場が横にあります。

てっぺんからは、周辺が一望。

KoroにはBobo族とDioula族が住んでいますが、普段働き盛りの若者、成人男女は、15kmくらい離れた自分たちの畑で働きそこで暮らしていたり、町で商人として働いたり。伝統行事(マスク)などの時だけ村に帰ってきます。なので、村には老人と小さな子供たちだけ。
彼らの多くはアニミズム(伝統宗教)を信仰しています。ただ、今ではキリスト教あるいはイスラム教と合わせて信仰していることが多いとか。


(ちゃんと説明を聞いていなかったけど…)これはアニミズムの祭壇(いけにえ台)。双子が生まれるとこの村では不運(不幸?)と信じられ、この祭壇で鶏を犠牲にし、その血をあの釜のようなものの上にかける(よう…)。そしてその双子の1人あるいは2人とも犠牲になるとかならないとか…。

Wednesday, April 16, 2008

村ホームステイ

3泊4日の村ホームステイ(4月11-14日)

週末、ボボ近くの電気&水道のない村のある家族のところにホームステイをしました。

私のホストファーザー

家の子供たち

まぁ小さなことはいろいろ言いたいこともあるけど、これが村の生活なんだ、と実感できた良い経験でした。ただ、暑さは半端なかった。昼間はもうかんかん照り。夜は多少いいものの熱気は部屋の中にこもっていて、じっとしているだけでも汗だらだら。その上村にはひんやり冷えた飲み物なんてない!自分がどれだけ裕福で、水と電気(冷たい水を得るため)がどれだけ大切かを再認識しました。でも、人々は親切で、暖かく受け入れてくれました。(当たり前ですがお客様扱いなので、村の中の男性たちと同じように「上」待遇:それが私には居心地があまり良くなかったですが、まぁ仕方ないのかも…)。それから(広い意味での)ブルキナの文化の中での家族の絆と挨拶の大切さを学びました。どこに行くにも親戚の家に立ち寄りながら。目的地あるいは帰路の地に着くまでにプラス1-3時間は見ないと笑。

幸運にも今は年に一度の村をあげての葬式シーズン。村のお偉い人を祭るために伝統的マスクを付けた男たちが踊りまくる。そして人々は地ビールであるドロ(dolo:赤いソルガムが原料)をふるまい飲みまくる。訪問する家々でこのビール+ご飯の時間でもないのに村の主食トー(tô)が出され、礼儀上食べないわけにもいかず、とりあえず食べて飲んでた…。それでもその後何軒廻るかわからなかったので、毎回控えて食べてました。

ドロを作る釜

村のTôは、私は好きだったな。毎食だったけど。(ホームステイ先によっては、食べるのが辛かったという同期隊員もいましたが…)とうもろこし、あるいはミレットの粉をお湯の中で練って練ってお餅あるいはプリン状態にします。それにオクラや他の緑野菜のソースを付けて食べます。(ちょっと豪華になると鶏やブタの肉入りも)。


Tôを作っているところ

こねこね

訓練所で出たTô

Monday, April 7, 2008

4月6日

24回目の誕生日。


日本時間ではすでに4月6日。ブルキナ時間ではまだ4月5日の夜、私の同期11名が、ビックリ誕生会を開催してくれました。

5日に何かあるとは全く思っていなかった私は、本当にビックリ!感動しました☆

その上、11名からは、メッセージカードと、市場で交渉してまで買ってくれた麦わら帽子。これからボボで、毎日自転車での移動なので、つばの広い麦わら帽子、特に飛ばないように紐が付いているとても優れものなので、活用できそうです!それから、誕生日のビデオメッセージまで作ってくれました。とても面白くて一生の宝物になりそうです☆



この研修所に4月13日まで滞在しているデンマーク-ノルウェー人のカップルと6ヶ月になるとてもカワイイ赤ちゃん(Maika:マイカちゃん)からはとてもキレイなビーズのネックレスをいただきました。彼はディウラ語を、彼女はフランス語を学んでいます。

Marlin, Jasper & Maika



こんなに大勢の人に祝福された誕生日は何年振りでしょう!?本当に記憶に残る一夜でした☆

-24年目の抱負-
1.ディウラ語(現地語)マスター
2.病気をしない
3.友達をたくさん作る!

です。まぁ普通に頑張ります。自分の年(卯)だし…。
色んな形で、メッセージを送ってくださった皆さん、ありがとうございました!

Saturday, April 5, 2008

現地語学訓練 in Bobo-Dioulasso

ブルキナファソ(Burkina Faso)に来てすでに10日が過ぎました。

3月31日までは首都ワガドゥグ(Ouagadougou:略称Ouaga)のJOCV寮で過ごしながら、毎日オリエンテーションの嵐でした(疲れた…でも、今回は個人的に来ている訳じゃないので、多少我慢しなきゃいけないこともありますし、なんと言っても政府の一部なので書類の量に関しては天下一品!笑)。でもその分お金もあります。去年の11月にできた新しい寮には、エアコンはあるし、なんとプールも!早速持ってきた水着を活用しました☆

ただ、気温は毎日40-45℃+(赤い)砂埃に自動車&バイクで汚染された空気の中にいるので、屋外は快適とは言い難い面もあります。それでも中心部まで乗り合いタクシーを使いたくないからと30分かけて歩いている変人(私)もいます笑。また、これだけ暑いので、お金持ちはエアコンを使います。その人数が増えているのか、単に電力のキャパが少ないのか、本当に頻繁に停電になります。到着した夜も、先輩隊員方の歓迎の夕食があったものの、真っ暗で顔の認識に困りました。

寮前で砂運びの仕事をしている青年たち

4月1日、総勢12名の大群で首都Ouagaから現地語学訓練所、そして私の任地があるBobo(ボボ)に約5時間かけてバスで移動しました。バスは座席完全予約制(乗れるだけおしくらまんじゅうしてでも乗るとか、立ったままというようなアフリカでは当たり前の光景なし)でエアコン完備(逆に走行中窓を開けることは禁止)笑。なので快適にあっという間に到着しました。


この語学訓練所は、各人に一部屋、それもトイレ&シャワー完備。エアコンもあるし、天井にファン(扇風機)も。豪華すぎ!

今週1週間は、とりあえずフランス語で先生と1対1で、現代のブルキナのイスラム教徒の結婚の儀礼(また次回詳しく紹介します。)やアフリカの伝統的社会、Bobo周辺の歴史や経済について1日5時間話しました。来週からはさっそくこの地域(コートジボアールやマリとの国境付近)の商業語であり私が活動で必要とされるであろう(デュラ語:Dioula)を学び始めます。楽しみです。
 

私の青空(に近い)教室

初日の夕食:ミートパスタ・サラダ・バナナ

今は、マンゴーの最盛期☆研修所の中にもたくさんマンゴーの木が!!!黄色くなるのが待ち遠しい!(すでに毎日必ず1個は食べてます。至福の一時☆)

Burkina 到着…

3月25日、Burkina Faso 到着!!! 

But!!!

事件発生!!!

3度目ともあろうものが、25日ニジェールのニアメを経由してOuagaに着いた時、早速問題を起こしました…。それもびっくりするような…。


飛行機の、自分の座席の上に…、デジカメを置き忘れたぁ!!!

バカでしょう?アホでしょう?

わかっています。なんでこんなことをしたのか…。他11名の同期隊員からの信頼はすっかり無くなってしまいました…泣

なので、出発前に撮った写真やパリで一泊した時に泊まったSheratonホテルでの写真はきっと今頃見知らぬブルキナベ(ブルキナの人のこと:Burkinabe)に見られているか、既に消去されていることでしょう…。寮に着いてすぐカメラを忘れたことに気づき、JICAスタッフにエールフランスに連絡してもらいましたが、時既に遅し。翌朝来た電話で、何も見つからなかったと…。

これから、やっと仕事ができる!一杯色んな面白い、カッコいい写真撮るぞって思っていた矢先の出来事だっただけに、本当にショックでした。でも悪いのは自分なので今はもう開き直り、持ってきたビデオカメラで(質は到底及びませんが)写真もボチボチ撮っていこうと思っています。