Monday, February 16, 2009

出前講義

毎週なんとか続けている環境教育。

2月1週目と2週目は、前回のブログで書いた「森林伐採と保護」の続編。

毎回1人で授業やっても、大変だし、マンネリ化してくる。

私もいちお、環境・生活環境ウエ県局に配属しているのだから、同僚とも協力すべき!

ということで、1週目、

事務所の上司(森林官:森林についての専門家)の1人にお願いし、(私もあまり知らない)ボボ市周辺にある4つの国定(指定)森林について話をしてもらうことに。


なぜこの4つの森林は指定保護区にされたのか?

→森林(自然)資源の持続的な利用のため
→この地域特有の植物相・土壌保護・維持のため

保護区でやっていいこと
→許可を得た上での森林伐採
→契約をした上でのアグロフォレストリー

禁止されていること

(許可なしでの)
→耕作

→放牧
→狩猟

などなど、規則はこのようにあるものの、森林は着実に破壊されていっています。

しっかりノートをとっています。

では、未来のブルキナ、あるいはボボを担うであろう子供たちに、何ができるのか?

前回森林保護について話し合った時に自分たちで出した改善・解決方法を次々と挙げてくれました。

この森林官のクラスの進め方もとても上手で、私も勉強になりました。

2週目。

今度は、せっかく国定森林のことを学んだのだから、より深いところまで!

ということで、おなじみYANTAの代表者Mme DraboにYANTAメンバーの女性たちの経緯を実体験として子供たちに話してもらうことに。


内容は全て現地語(ジュラ語)で行われました。

全ては理解できなかったけれど、時折、子供たちのビックリする声や反応から、彼らが真剣に聞き入っているのが見て取れました。

ただ、各クラス、2-4人、ジュラ語が分からない子がいて、申し訳なかった。代表者が、語るなら自分の言葉(ジュラ語)の方がいい、私もその方が話に現実味があっていいかと思ったのですが…

でも、最後には、「環境の歌」(森林を守ろう)を皆で大合唱。

私も、代表者の彼女もとても満足。

その後、子供たちが、皆でカンパして、女性たちが植林やカシューナッツを作っている森を見に行こう!とまで提案。

今のところ、実現できるかは分かりませんが、こういう(たとえ見学だけでも)実際に行動に移そうと、彼らから提案してくれたことがとても嬉しかったです。

実現できないか、可能性を探ってみようと思います。

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