Sunday, August 23, 2009

神聖なる主

私の住んでいるBobo-Dioulassoには、聖なる魚(なまず)がいます。

町のシンボルマークにも使われています。

この魚が、町を守っていると言われ、絶対に殺してはいけないとされています。

そんな神聖な生き物を一目見てみたい…。

彼は何でも食べるらしい…。

彼が住んでいる川の上流は、様々なお祈りやお願いをするための犠牲を行う場所となっている…。

いろんな想像を膨らませながら、生きた鶏を一匹、現地ビールである「ドロ」を1ℓ買い、いざ出発。

でこぼこ道を行けるとこまでバイクで。

そこからは徒歩。

晴天で景色は最高!

1時間ほど歩いて着いた場所は、薄暗く、生臭い…。

今まで犠牲に使われた動物の皮がつるされている…。

犠牲を行ってくれる男性にドロを渡し、鶏を持っていざ儀式。

お願い事をすると必ず叶うという…。

聖なる犠牲の場所は撮影禁止なので、残念ながら写真はありません。

私がお願い事をした後、その男性は鶏の首を切り、その血を聖なる場所に注ぐ。

その後解放された鶏は、痛みにあえぎ、地を這い回る。

最後に仰向けに息絶える。

仰向けは願いが実現するしるしだとか…。

その後その鶏を解体し、腸を取り出し、いざ、川の主へのお礼を込めたご挨拶。

言葉では表現できない音で、私たちのガイドは主を呼び出し、

腸を水面に近づけると、何やらひげのようなものが水面から現れ…。

前日の雨で水が濁っており、主の全長を確認することはできませんでしたが、かなり大きかったように思われる…。

貴重な体験でした…。

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