とうとう、この日がやって来ました・・・。
1年間私を振り回し、泣かせ、イライラさせ、でもより広い視野や考え方を学ばせてくれた、修士課程。
昨日10月3日(月)、終わりの見えなかった修士論文を、自分自身でノーリッチまで行ってプリントして、製本して、学部teaching officeへ提出しました。
真摯で大変丁寧な担当教官のアドバイスや指摘のもと、インターン先の上司、その周囲の関係者の助けにより、予定以上の数の人たちから一次データが収集できました。
全く面識のない唐突なある大学の修士学生からの、メールによる研究調査参加のお願いに、毎日1分も無駄にできないような忙しいスケジュールにも関わらず、アンケート書き込みあるいは電話インタビューを快く受け入れてくれたタンザニア政府関係者、ノルウェー大使館、研究者、現地NGOスタッフの方々の親切さには、頭が上がりません。
彼らの協力による、情報提供、現場の状況説明がなければ、この論文が満足した形で仕上がる事は絶対にあり得ませんでした。
もちろん、調査過程や、先攻文献調査、論文執筆、全て、楽だったとは言えません。
しかし、調査を通して、国レベルの政策と現場のギャップ、政策へ影響を与えようとする様々な関係者たちとその格闘、政治的権力の違いなど、多くの事を学びました。
また、実際にそれらを文章にしていく過程、収集したデータの自分なりの分析結果と理論部分の間に一貫性を見いだせ、最終的に理論が理解できた時、この論文テーマに取り組んでよかったと充実感を得ました。
論文の結果は、12月初め迄には明らかになります。
自分の満足度と評価担当者(大学内から2名、大学外から1名)の間にどこまで、ギャップがあるかは、未知です。
でも、学部から、通信教育も含めてほとんど休み無しにやってきた「学業」は、これで一先ず終了としようと思います。
日々学ぶ姿勢は変えませんが、これからは、最低でも数年はもっと現場あるいはプロフェッショナルな実践の経験を積みたいと思います。
論文提出した後は、同じ日に私より相当苦しみながらも提出にたどり着いた同じコースの友人とまだノーリッチで暮らしている友人たちとまったりこの1年のことを振り返りました。
終ってみたら、寂しくも感じますが、もう一度一年やれと言われたら、断ります笑
そして自分へのご褒美、大学院の記念に、これを買いました。
これからは、一息おいて、就活です。
イギリス人でもイギリス国内での開発関連の仕事を見つけるのは難しい。
外国人であり、職務経験の少ない私がどこまで通用するのか・・・。
日本の大学の友人たちのほとんどはこの苦しみを3-4年前に味わって、今では立派な社会人をやっているんだから、人として、私もこのハードルを避けて通る事はできないでしょう。
「当たって砕けろ」精神で、頑張ります。
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